■ なぜ今「宇宙×防衛」なのか——構造を分解する

SPCX上場をきっかけに個人投資家が宇宙関連に殺到した一方、機関投資家サイドの視点はもう一段先にある。米国防総省のFY2026予算案ではSpace Force単体で約300億ドル規模、ミサイル防衛庁(MDA)の予算は約120億ドル、加えてGolden Dome構想(次世代統合早期警戒・迎撃網)に向けた中期支出が積み上がる構造になっている。これは単年の話ではなく、複数年契約(IDIQ含む)でサプライチェーン全体に染み込んでいく性質の予算。

要は、SPCXの株価ボラに乗るより、向こう3〜5年の調達フローに紐づいた銘柄を拾う方が、リスク調整後リターンとしては合理的という見方が出てきている。