宇宙09/07無料
NASA Roman Space TelescopeがFalcon Heavyで打ち上げへ 大規模ダークエネルギー観測時代の商用化サイクル本格化を示唆
NASAとSpaceXは2026年8月28日の打ち上げ準備審査(Launch Readiness Review)を通過させ、次世代宇宙望遠鏡Nancy Grace Roman Space Telescope(以下Roman)を8月30日午前7時26分(米東部夏時間)にFlorida州Kennedy Space Center Launch Complex 39AからFalcon Heavyロケットで打ち上げる計画を確定した。打ち上げ時の気象条件は好天確率60%と評価されている。Romanは広視野赤外線カメラと日冕コロナグラフを備え、ダークエネルギー・ダークマター、太陽系外惑星、銀河系構造、ブラックホール活動といった宇宙論と天体物理学の中核領域を対象に長期的な広域サーベイを実施する設計で、Hubble宇宙望遠鏡と同等の空間分解能を持ちながら視野角では約100倍広い観測能力を提供するとされる。NASAが商用打ち上げロケットとしてFalconシリーズを用いる主要ミッションとしては6例目に位置づけられ、政府主導の科学ミッションと商用宇宙輸送を組み合わせる調達モデルが成熟段階に入りつつあることを示す事例として注視される可能性がある。