SpaceX IPOで火がついた「宇宙×防衛」コンバージェンス——本丸はプライムではなく、その下流にいる
SpaceX(SPCX)の上場フィーバーで「宇宙テーマ」に資金が集中しているが、ウォール街のセルサイドが静かに動かしているのは、実は宇宙単体の銘柄ではない。防衛と宇宙が技術的に融合する"コンバージェンス領域"——ミサイル防衛、衛星早期警戒、RF半導体——にぶら下がる、ティア2・ティア3の部品サプライヤーだ。SPCXに張れなかった、あるいは利確した資金の次の行き先として、複数のアナリストが言及し始めている。
■ なぜ今「宇宙×防衛」なのか——構造を分解する
SPCX上場をきっかけに個人投資家が宇宙関連に殺到した一方、機関投資家サイドの視点はもう一段先にある。米国防総省のFY2026予算案ではSpace Force単体で約300億ドル規模、ミサイル防衛庁(MDA)の予算は約120億ドル、加えてGolden Dome構想(次世代統合早期警戒・迎撃網)に向けた中期支出が積み上がる構造になっている。これは単年の話ではなく、複数年契約(IDIQ含む)でサプライチェーン全体に染み込んでいく性質の予算。
要は、SPCXの株価ボラに乗るより、向こう3〜5年の調達フローに紐づいた銘柄を拾う方が、リスク調整後リターンとしては合理的という見方が出てきている。
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