何が起こったのか

スペースXが「AIの計算工場を、丸ごと宇宙に打ち上げる」という計画を出した。それが思わぬ壁にぶつかった、という話だ。

時系列で追うとこうなる。2026年1月30日、スペースXはFCC(米国の電波・通信を管轄する役所)に、最大100万基の衛星を打ち上げる申請を出した。狙いは、これらの衛星をデータセンター(AIが計算するためのコンピューター施設)として宇宙に並べること。地上のデータセンターは膨大な電力を食い、冷却に大量の水を使う。それを宇宙に移せば、太陽光をタダで浴び続けられ、電力不足からも水問題からも解放される——そういう構想だ。