■ なぜ自動車セクターは「金利の人質」なのか

自動車は住宅に次いで、米国家計にとって金利感応度が最も高い耐久消費財という位置づけになる。新車購入の約8割は何らかのローン・リース契約を伴うため、政策金利の動きはディーラー店頭の月額支払額にダイレクトに転嫁される構造を持っている。

ここで重要なのは、足元の自動車ローン金利が既に歴史的な高水準にあるという点。新車ローンの平均金利は7%台、サブプライム層では14%を超える水準で推移しており、月額ペイメントが家計の耐久性を圧迫しているのが現状になる。利下げ期待が後退するということは、この「痛み」が長引くことを意味し、それが株価に織り込まれる流れと考えられる。