何が起こったのか──分かりやすく

MLCCは電気を蓄え、ノイズを除いて安定した電源を供給する部品で、ほぼすべての電子回路に使われる。普段は数分の1セント単位の、徹底的に地味な存在だ。それがいま、AIサーバー需要の爆発で取り合いになっている。

トレンドフォースによれば、高容量品「X6S」の一部でリードタイム(発注から納品までの期間)が従来の8週間から最大20週間へ延びた。出どころは明快で、Google、Amazon、MetaといったビッグテックがNVIDIAに対抗する自社開発AIアクセラレータの生産を一気に拡大したことだ。