何があったのか

2026年8月上旬に出そろった3社の4〜6月期決算は、量子株という同じ呼び名の内側で、売上の桁そのものが異なる段階に入ったことを示した可能性がある。IonQの4〜6月期売上は8,010万ドルで前年同期比287%増となり、5四半期連続で過去最高を更新したとされる。上期では約1.45億ドルと、2025年通期の1.3億ドルを半年で上回った計算に当たる。通期見通しは5月、8月と段階的に引き上げられ、9月8日の事業説明会ではSkyWaterの7月31日以降の寄与を含めて4.5億〜4.6億ドルとする新たな見通しを示したとされる。

Rigettiの4〜6月期売上は約514万ドルで、前年同期比では180%台の増収となったとみられる。売上総利益率は43%へ改善した一方、営業損失は2,810万ドルとされ、成長率の高さと絶対額の小ささが同居する構図が続いているとみられる。

D-Waveの4〜6月期売上は310万ドルで前年同期と横ばいとされ、上期累計は590万ドルと前年の1,810万ドルを下回ったとされる。ただし前年上期には初のアニーリング型システム販売による1,370万ドルの計上が含まれていたとされ、単純比較には注意が要ると考えられる。一方で上期の受注額は3,550万ドルと前年の約12倍に膨らんだとされる。