発表内容の骨子

今回指定されたのは、ダラス-フォートワースからヒューストンに至る州間高速道路45号線の219マイル区間で、同社にとって最初の無人長距離レーンとされる。同区間では2026年8月から日次の走行を開始し、足元では介入なしのエンドツーエンド配送を継続的に完了しているとされる。2019年以降の累計の自律走行距離は350万マイルに達し、内部の安全指標であるAutonomy Readiness Measure(ARM)は8月末時点で93%と、7月末の91%から上昇したとされる。同社は年末までにこの指標が100%に到達することを目標に据え、これを運転手を降ろすための安全性の内部基準に位置づけている。ARMは、無人運行に踏み切る際の社内の安全ケースを数値で示す指標とされ、その達成度が運転手なし運行の可否を左右する関門になるとみられる。

無人運行の実績面では、有料顧客であるAtlas Energy Solutions向けに、2024年12月以降、運転手を車内に置かない運行を続けてきたとされる。この無人フリートは35台規模で、無人での累計稼働時間は2026年6月末時点で4万時間を超えるとされる。提携・顧客の顔ぶれには、Atlas Energyのほか、IKEA、ブリヂストン、ワーナー・エンタープライゼズ、C.R.イングランド、ゼネラル・ダイナミクス・ランドシステムズ、ロール・トランスポートなどが並ぶ。株価はナスダック上場で9月25日終値が2ドル台とされ、10ドルを下回る小型の自動運転銘柄による運行のマイルストーンという受け止めがなされているとみられる。特定のレーンを名指しした点は、実証段階から運行段階への移行を示唆する要素と考えられ、油田向けのオフロードで積んだ無人運行の実績を公道の長距離へ持ち込む狙いがうかがえる。