マイクロビジョンがLiDAR売上で過去最高を計上、ロボタクシーとは別軸の産業・防衛用途で商用化の初期局面に入る
発表内容の骨子
公表された第3四半期の売上高は240万ドルで、前年同期の20万ドルから大きく伸び、2026年上期の通算額に匹敵する水準とされる。粗利率は50%と前年同期のマイナス圏から改善し、損益はGAAPベースの純損失が1220万ドル(1株あたり0.45ドル)と前年同期の1420万ドルから縮小したと説明されている。調整後EBITDAの損失は1110万ドルで、この中にはドイツ政府からの630万ドルの研究開発補助金が含まれるとされ、損失幅の一部は補助金に支えられている点に留意が要る。営業費用は2250万ドルと前年から増えており、背景にはLuminarの資産取得も影響しているとされる。手元資金は9月末時点で2890万ドルと、前四半期末の2720万ドルから積み増しとなった。通期の売上見通しは1000万〜1500万ドルの範囲を据え置き、2027年は少なくとも倍増、営業ベースの資金流出は2027年に約4000万ドルへと3分の1程度削減する方針が示された。経営側は、過去最高のLiDAR売上と連続した前期比の増収を挙げ、収益化への道筋を前倒しすると説明したとされる。LiDAR単体の金額や前期比の具体的な伸び率までは開示されていない点は、数字を読む際に留意しておきたい。補助金やLuminar取得に伴う費用が損益に混在するため、増収と粗利改善が本業の実力をどこまで映しているかは、今後の四半期で切り分けて見ていく必要がありそうだ。
背景と文脈
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