発表内容の骨子

公表の骨子は、Traxys North AmericaがElk Creekの計画するフェロニオブ(FeNb)の50%をテイク・オア・ペイで購入し、既存のThyssenKruppによる残り50%(操業初期10年)と合わせ、FeNbが商業契約でカバーされる点にある。契約期間は操業初期15年で、従来のFeNb・スカンジウムのオフテイク取り決めを置き換える形とされる。加えてTraxysは、FeNb以外のスカンジウム・チタン・各種レアアース製品について購入する独占的権利(義務ではないオプション)を持ち、NioCorpの独占的なグローバル販売・マーケティングのパートナーとなるとされる。これにより同社は、計画生産量の100%が商業契約で支えられる状態になったと説明している。ただし、テイク・オア・ペイで確定的に固まるのはFeNb部分が中心で、その他製品はオプション扱いのため確定購入ではない点に留意が要る。納入自体も、事業資金調達・建設・商業生産開始および付随条件の最終化が前提とされる。別途、Traxysによる最大3,000万ドルの戦略的出資が協議されているとされるが、本契約には含まれず、交渉とデューデリジェンス次第で成立しない可能性もあると明記されている。Elk Creekの想定製品にはニオブ、スカンジウム、チタンに加え、ネオジム・プラセオジム酸化物やジスプロシウム酸化物、テルビウム酸化物、重希土炭酸塩などのレアアース製品が含まれるとされ、単一品目ではなく複数の重要鉱物を併産する構成がうかがえる。

背景と文脈