発表内容の骨子

10月27日の開示によると、QS7001 V1はコモンクライテリアのEAL5+、追加保証としてALC_DVS.2およびAVA_VAN.5を付した水準で、SERMA Safety & Securityによる技術評価を受けた。物理試験と機能試験のすべてを通過し、サイドチャネル攻撃やフォールトインジェクションへの耐性を検証する侵入試験も完了したとされる。EAL5+はコモンクライテリアの7段階ある保証水準の中でも相対的に要求が厳しく、ハードウェアのセキュア素子で採用が限られる水準とされ、ALC_DVS.2は開発環境の安全管理、AVA_VAN.5は最も高い脆弱性評価の要求を指すとされる。CEOのCarlos Moreira氏は、EAL5+水準で物理・機能試験をすべて通過したことが顧客にとって最も重要な成果であるとの見解を示す一方、機能上の安全性は認証された安全性とは異なると明言している。評価の完了後も、正式な認証書の発行には、フランスのMeyreuil拠点の監査やパートナー2拠点の更新監査を経てANSSIへ報告する工程が残る。QS7001を基盤とするVaultIC409やQVault TPMも同じ認証を共有する設計とされ、プラットフォーム全体で評価の成果を横展開できる構成とみられる。9月30日時点でQS7001とQVault TPMを評価中の見込み顧客・パートナーは42社に達すると説明されており、技術評価の通過が商談の裏づけとなるかが問われている。

背景と文脈