発表内容の骨子

発表によると、Terra InnovatumはNRCの実務者に対しPSARの草案12章を共有済みで、直近の草案は10月19日に提出したとされる。残る6章は10月30日までに提出する計画で、NRCの日程次第ながら11月末までに次の準備評価の節目を見込むと説明されている。準備評価は、正式提出の前に技術的な論点や許認可上の課題を洗い出す位置づけとされ、評価の完了後に完全なPSARを建設許可申請の一部として提出する流れと示された。この段階的な進め方は、申請後の差し戻しを避け、審査の手戻りを減らす狙いがあるとみられる。機器調達では、黒鉛部材でMersen、タービンと発電機でHowden、空冷復水器でSPG Dry Coolingに前払いを実施済みとされ、炉停止系や計装制御、弁、蒸気発生器についても発注を詰める段階にあると説明されている。想定する供給先の約8割をすでに特定し関与を進めているとされ、装置群ごとに発注と支払いが個別に進む構図がうかがえる。加えて、10月14日に公表されたATB Riva CalzoniおよびBoldrocchiとの協業では、炉の組み立て計画や製造工程の開発、ヘリウム循環機器の試験を対象とすると伝えられ、許認可と製造の準備が同時並行で進んでいる様子が読み取れる。機器ごとに前払いと発注を小分けに進める手法は、全体を一括発注する場合に比べて資金の拘束を平準化しつつ、調達の着手を外部に示す効果もあるとみられる。

背景と文脈