1. 何があったのか

Delft工科大学とICMM-CSICの共同研究チームが、キタエフ最小鎖(Kitaev minimal chain)と呼ばれるナノ構造デバイスを用いて、マヨラナゼロモードのパリティ状態を単発測定で読み出す手法を実証した。研究成果はNature誌2026年650巻8101号(DOI: 10.1038/s41586-025-09927-7)に掲載され、責任著者にはDelft側のLeo P. Kouwenhoven氏、理論側でICMM-CSICのRamón Aguado氏が名を連ねる。読み出し手法は量子キャパシタンスと呼ばれるプローブ技術を採用しており、系全体の状態を大域的に検出する仕組みとなっている。

2. 背景:なぜこのニュースが出たのか