光が拓く6Gの時代 ― 中国のブレイクスルーから、必須技術と関連企業までを読み解く
はじめに
中国・南中国理工大学のチームが、可視光通信(VLC)の到達距離を従来の数メートルから一気に1.2キロメートルへ伸ばす技術を発表したと報じられた。光でデータを運ぶこの成果を入り口に、次世代通信「6G」とは何か、そこで必須とされる技術は何か、そしてその技術に賭ける企業はどこか、までを順を追って整理してみたい。
なお先に断っておくと、本稿は特定の銘柄や投資行動を推奨するものではない。後半で具体的な上場企業に触れるが、いずれも将来の値動きを保証するものではなく、むしろリスクを併記している。判断は一次情報を確認のうえ、各自の責任で行ってほしい。
何が起きたのか
可視光通信そのものは古くからある発想だが、これまで到達距離は数メートルにとどまり、室内でデータを少し飛ばす程度の用途に限られていた。今回のブレイクスルーの鍵は「準透明セラミック」という新しい素材にある。
レーザー光を、目に安全な白色光へ変換する部品の材料として、従来はシリコーン樹脂が使われてきた。だが樹脂は出力を上げると熱で焦げてしまい、長距離化を阻んでいた。新しいセラミックは熱伝導率が樹脂の20倍以上あり、高出力レーザーの連続照射に耐えられる。
さらに画期的なのが製造法だ。従来の透明セラミックは数千度・数万気圧という極限環境でしか作れず高コストだったのに対し、研究チームはガラスにカルシウムイオンを添加して分子の移動経路を確保し、穏やかな加熱だけで高密度のセラミックを育てる方法を確立した。そして屋外で、強い風や外部の光の妨害がある環境下でも、1.2キロメートル先へエラーなくデータを送ることに成功したと報告されている。
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本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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