SoundHound AI(SOUN)がLivePerson買収を8月20日株主総会に、実質1株3.33ドル・22%プレミアムの全株式+一部現金スキーム
音声AI企業のSoundHound AI(NASDAQ: SOUN)が、対話型AI・メッセージング領域のLivePerson(NASDAQ: LPSN)を吸収合併する取引が最終段階に入った。LivePersonは修正・再表示された合併契約に関するForm DEFM14AをSECに提出し、2026年8月20日に特別株主総会を開催することを明らかにした。買収対価はLivePerson株主の大半にSoundHoundのクラスA株式を交付し、テルアビブ証券取引所を通じて決済される株主に対しては現金を交付する構成で、実質的な1株当たり対価は約3.33ドル、発表前の株価水準に対して約22%のプレミアムが付与されている。SoundHoundが音声AIから対話型AI領域全般へ事業範囲を広げる戦略的な一手とみられる案件である。
取引スキームの詳細
今回の合併は、LivePersonがSoundHoundの2つの子会社に順次合流し、最終的にSoundHoundの間接完全子会社となる2段階の構造となっている。この構造を採る背景には、税務上の取り扱いとテルアビブ市場での上場株式の処理を分離する意図があるとみられる。
対価の内訳は、Nasdaq上場のLPSN株を保有する大半の株主にはSoundHoundのクラスA株式が交付される一方、テルアビブ証券取引所インフラを通じて決済される株主には現金が支払われる。合計対価は1株あたり約3.33ドルに相当し、発表前の株価水準に対して約22%のプレミアムが乗った水準となる。LivePersonの現在の時価総額が2,131万ドル程度と小規模である点を踏まえると、SoundHoundにとって買収コストは限定的にとどまる可能性が高い。
LivePersonがなぜ売却に至ったのか
LivePersonは対話型AIプラットフォームを提供する米国企業で、企業ブランドがメッセージングやオンラインチャネルを通じて顧客と対話する仕組みを提供してきた。ただし直近の業績は厳しい状況が続いている。複数年にわたる売上減少、営業損失の継続、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローのマイナス、さらに債務超過状態が指摘されており、テクニカル面でも株価が主要移動平均線を下回る弱気シグナルが継続している。
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