米宇宙軍がSES Space & DefenseとKu帯衛星サービスのBPAを締結——軍事SATCOMの調達モデルが転換点を迎えつつある
2026年7月6日、SESの完全子会社であるSES Space & Defenseが米宇宙軍スペースシステムズコマンド(SSC)との間で5年間のブランケット購入契約(BPA)を締結したと発表した。全米軍部門が世界中でKu帯衛星サービスを迅速に調達できる枠組みが整備されたことになり、軍事衛星通信(SATCOM)の調達構造が専用インフラ保有型から商業マネージドサービス型へと移行しつつある流れを象徴する契約とみられる。
1. 何があったのか
米宇宙軍スペースシステムズコマンドがSES Space & DefenseとKu帯マネージド衛星サービスに関する5年間のBPAを締結した。BPAとは一種の包括調達枠組みであり、個別案件ごとに入札・契約手続きを繰り返す必要がなく、国防総省(今回の文書ではDoW=Department of Warと表記)傘下の各軍が必要に応じて迅速にサービスを発注できる仕組みとなる。
今回の契約で提供されるサービスは3種類となる。
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