Ampriusが最大7500万ドルの国防補助金を獲得 UAV向け高エネルギー密度電池の国産化が映す防衛サプライチェーンの再編
発表内容の骨子
補助金は、国防関連機関の産業基盤分析・維持プログラムを通じて、最大7500万ドルが拠出される枠組みとされる。総事業費は約1億ドルで、Ampriusと韓国の製造パートナーの現物拠出を含む。ただし、補助金の大部分は未拠出で、今後の予算措置を前提とする点が示されている。この構造は、採択が即座に全額の受領を意味しないことを示しており、実際の入金が段階的になる可能性を含んでいる。資金の用途は、既存の車載電池ラインを、無人航空機システムのグループ1から3に該当するドローン向けの高エネルギー密度セルの製造へ転換することにある。製造するセルは、国防授権法が定める国内調達の要件を満たす必要があるとされる。生産能力は、完成時に年間1200万セルを見込み、完成時期は2028年初頭を目標とする。生産ラインは米国内に置かれるが、運営は韓国の大手メーカーが担う構成とされる。同社のTom Stepien最高経営責任者は、この国防補助金が、国内で国防授権法に準拠した電池生産の主要な供給源を確立することを意図したものである、との趣旨を述べている。既存ラインの転換という手法は、新設に比べ立ち上げの時間と費用を抑えやすい一方、民生向けの生産能力を軍用へ振り向ける判断でもあると考えられる。年間1200万セルという規模は、無人機向けとしては一定の量産水準にあたるとみられるが、これが需要にどこまで裏づけられているかは、受注の積み上がりを待って確かめる必要がある。
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