Ideal Powerの双方向スイッチB-TRAN、800VDC AIデータセンター向け半導体遮断器でPower Integrationsと共同開発
自己給電型の固体遮断器という骨子
共同開発の対象は、800VDC母線を前提としたAIデータセンター向けの固体遮断器(SSCB)とされる。Power Integrationsは1700V対応のInnoMux-2電力変換ICを供給し、これは同社のPowiGaN窒化ガリウム技術を基盤に、800Vの母線から複数の絶縁・独立制御された出力を生成する役割を担う。これにより遮断器はゲート駆動や制御・センシング・補助電源を母線から別途取り出すことなく、自己給電で常時稼働する設計とされる。一方でIdeal Powerは、双方向のバイポーラ接合トランジスタであるB-TRANを提供し、800Vの電流経路を担って通電と遮断を双方向に行う構成となっている。両社の役割分担は、変換ICが制御電源を内製し、双方向スイッチが主回路の開閉を受け持つという補完関係にあるとみられる。半導体遮断器は過電流や短絡の際に機械式より桁違いに速く電流を遮断できるとされ、高価な演算機器を保護する要として位置づけられる。関与する担当者として、Power IntegrationsのマーケティングとプロダクトのSVPであるChris Jacobs氏、Ideal Powerの最高経営責任者David Somo氏の名が挙がっている。発表時点では動作プロトタイプの実証が示され、リファレンスデザインは開発中とされる一方、金額や採用顧客、効率の具体値、確定した時期は開示されておらず、商用化の段階はなお初期にあるとみられる。
事前商用段階の企業と高電圧化の潮流
この記事は先読み期間中
速報記事は公開から30日間、有料会員が先読みできます。 無料会員登録なら7日間、すべての記事を試し読みできます。 公開から30日経過後は、どなたでも閲覧いただけます。(この記事の無料公開予定日:2026.11.24)
無料で続きを読むGoogle で優先表示すると、最新の投資情報を最短でお届けできます
後で読み返しやすくなります