何が起きたのか

Nu Holdingsの取締役会は、最大10億ドルの自社株買いプログラムを承認したと開示された。実施期間は2026年6月4日から12か月間。同社はこれを「戦略的資本配分ポリシーの一環」と位置づけており、事業から生み出されるキャッシュフローを株主還元に振り向ける姿勢を鮮明にした形と言える。

背景には、5月に発表された第1四半期決算の力強い数字がある。売上高は53.2億ドルと前年同期比42%増、市場コンセンサスの50.4億ドルを上回り、四半期売上として初めて50億ドルの大台を突破した。この成長モメンタムが、自社株買いに踏み切る自信の源泉となっている可能性がある。

加えて、新CFOの就任も発表された。Visa(NYSE:V)出身のRob Livingston氏が7月13日付で就任する予定で、グローバル決済領域での経験が経営陣の厚みを増す材料になり得る。