クアンティニューム上場初日、IPO価格に逆戻り——量子コンピュータ最大の試金石は「期待先行」の壁にぶつかったか
トラップドイオン方式の最右翼、ハネウェル系のクアンティニューム(QNT)が6月4日にナスダックへ上場。IPO価格を上回って始まったものの、終値はIPO価格水準まで沈んだ。投資家の熱量と財務実態のギャップが、初日から鮮明になっている。
期待されていたこと
IPO価格はレンジ上限(53〜55ドル)を突き抜けて60ドルで決定し、調達額は16.8億ドル。2026年における大型テックIPOの一角となった。事前の機関投資家需要は強く、株数も増額。評価額は140億ドル超まで膨らんだ。市場が織り込んでいたのは、IonQに続く「量子の本命銘柄」としてのリレーティング、つまり初値で大きく跳ねて、IonQ・Rigetti・D-Waveなどに連動する量子セクター全体への資金流入を呼び込むシナリオだったと考えられる。
現実は?
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