米イラン緊張再燃で先物急落、明日のCPIが次の引き金になりうる局面
米軍によるイラン再攻撃の報道を受け、株式先物は売り優勢で寄り付きを迎える。停戦合意の崩壊リスクと、明日発表される5月CPI(市場予想:前年比+4.2%)が重なるタイミング。リスク資産のポジション調整が静かに進行している可能性に注目したい。
■ 変数1:ホルムズ海峡の地政学リスク──「限定的衝突」シナリオの賞味期限
ホルムズ海峡は世界の海上原油輸送量の約2割が通過する戦略的チョークポイント。アパッチ撃墜と米軍の自衛反撃という構図は、2019年のサウジ・アブカイク石油施設攻撃や2020年のソレイマニ司令官殺害時と類似する「エスカレーション・ラダー」の初期段階にあると見ることもできる。
注目すべきは原油市場の反応の鈍さ。ブレント$93台、WTI$89台で小幅安というのは、市場が以下のいずれかを織り込んでいる可能性を示唆する。
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