シェールで何が起きたか

シェール開発の資金構造を、まず数字で確認する。

推進役となったのは、水圧破砕と水平掘削という技術の進展だった。米国のエネルギー生産を変え、需要は尽きないという物語のもとで、企業は鉱区の取得と掘削を競い合った。設備投資はこれに応じて拡大し、その恩恵は掘削役務を提供する企業へ流れた。

集計が示すのは、この投資が現金を生まなかったという事実である。30社が10年間で投じた9130億ドルに対し、自由現金流量は累計で2260億ドルの赤字となった。事業から得られる現金を上回る額を投じ続け、その差額を外部からの調達で埋める構造が10年にわたって続いたことになる。