量子3銘柄の目標株価が示す構造、上値余地66%から100%という数字の読み方
量子計算機の主要3銘柄について、目標株価の平均値が現在の株価に対して大きな上値余地を示している。D-Wave Quantumは35.46ドルで約100%、Quantinuumは97.17ドルで約78%、IonQは67.36ドルで約66%とされ、いずれも買い推奨の総意が付されている。ここで確認が要るのは、上値余地100%という数値の性質になる。株価が2倍になる水準を適正価格として示す目標株価は、現在の財務から導かれた評価ではなく、将来の展開を前提に置いた推定にあたる。3社の直近四半期の売上は、それぞれ310万ドル、800万ドル、2070万ドルと大きく異なり、時価総額との比率も一様ではない。前稿で扱ったとおり、目標株価とレーティングは測っている対象が異なる指標になる。本稿では、公表されている数値を整理し、これらの目標株価が何を織り込んでいるのかを読み解く。特定銘柄の売買を論じるものではなく、評価構造の解読を主眼とする。
公表されている数値の整理
3社の直近の実績を整理すると、次の構造が観測される。
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