発表内容の骨子

速報によると、第3四半期の金回収量は合計12,743オンスで、内訳はサンアルビノが9,145オンス、モスが3,599オンスとされる。販売量は合計11,581オンスで、サンアルビノが8,768オンスをオンスあたり4,285ドルで、モスが2,812オンスを4,343ドルで販売したと説明されている。サンアルビノでは採掘が42,565トン・品位7.97g/t、処理が53,046トン・品位6.66g/t、ミル歩留まりは金で80.5%とされ、日量587トン・稼働率98%という運転状況が示された。四半期末の鉱石ストックパイルは109,868トン・品位2.74g/tと報告されている。回収量が販売量を上回っているのは、回収した金の一部が期末時点で未販売の在庫として残ったことを示すとみられ、販売のタイミング差が四半期の売上に影響する構造がうかがえる。

経営陣は、2四半期連続の上振れの後、サンアルビノは堅調で計画線上の四半期になったと位置づけている。モス鉱山の破砕処理量は日量平均5,113ショートトンで、2026年8月の技術報告書が示す2026年から2027年の計画値である日量8,500ショートトンを下回る水準にあるとされる。現金・有価証券・売掛金は9月末時点で合計1億1,930万ドルとされ、マウントハミルトンやイーグルマウンテンといった開発案件の建設資金に充当できるとの見方が示されている。発表は生産の速報であり、全部原価(AISC)や現金コストの開示は含まれていない点に留意が必要と考えられる。採算の評価には、後続の詳細な財務開示を待つ必要があるとみられる。