稼働917台と通期12百万ドルへの引き上げ

同社開示によると、第3四半期の売上高は2.835百万ドルで、前年同期の687千ドルから313%増加した。日次の稼働ロボット台数は917台となり、前四半期の792台、前年同期の312台から段階的に積み上がったとされる。日次の供給稼働時間は11,214時間と示され、配送ネットワークの供給面が量的に拡大している局面がうかがえる。会社資料では累計で2,000台超のロボットと4,000店超のレストラン対応という規模も併せて示されており、面としての展開が進んでいるとみられる。損益面ではGAAP純損失が59.2百万ドル、非GAAPベースの純損失が44.6百万ドル、調整後EBITDAが42.2百万ドルのマイナスで、投下コストが収益に先行する構図が続いていると考えられる。

財務面では、9月30日時点の現金・短期有価証券が198.0百万ドル(現金50.8百万ドル、短期有価証券147.2百万ドル)と開示された。加えて同社は2026年通期の売上見通しを従来の9から10百万ドルのレンジから12百万ドルへ引き上げ、非GAAP営業費用の見込みを160から170百万ドルから150百万ドルへ下方修正したとされる。費用抑制と売上見通し引き上げが同時に示された点は、収益化スケジュールの前倒しを訴求する意図があると考えられる。他方、GAAPベースの営業費用見込みは208百万ドル規模とされ、会計上の費用と非GAAPの乖離が大きい状態が続いている。収益性は依然として赤字先行だが、安全性の面では現金等が年間の調整後EBITDAマイナスを一定程度カバーする水準にあると読める。