納入の骨子と、公道走行の開始

今回納入されたのは、Kodiak Driverを搭載したウェスタン・スター49Xの最初の2台で、いずれも同社の第7世代ハードウェアを搭載した車両とされる。この第7世代は前世代と比べて計算処理能力を約50%高めたとされ、ウェスタン・スター49Xは商用運行に投入される最初のデイキャブ型の自律トラックと位置づけられる。前世代のハードウェアは2026年6月30日から9月1日まで64日連続の稼働記録を残したとされ、今回の世代交代は耐久性と信頼性の底上げを狙う位置づけにあると読める。今回の2台は、アトラスによる計100台の無人トラック発注のうちウェスタン・スター65台分の最初の引き渡しで、発注の完了は2027年前半を予定するとされる。

運行面では、今回の納入がパーミアン盆地での公道走行の限定的な開始と重なる点が注目される。これまでアトラスが運用してきた37台の無人トラックは、非公開地での運行を中心とし、キャブ内に人を乗せない完全無人の形態で、2026年6月末時点で累計4万時間を超える無人運行の実績を積んできたとされる。今回、地域の交通当局と協調して公道での限定運行が始まり、公道での本格的な利用の拡大は、安全要件を満たしたうえで2027年半ばを見込むと説明されている。株価は直近で1ドル前後、52週のレンジは0.96ドルから11.35ドルで、10ドルを下回る水準にある。同社は2026年第3四半期決算を11月5日に予定しており、無人運行の進捗と財務の両面が改めて問われる局面にある。