何が起きたのか

Nubankが公表したData Nubankは、同社のブラジル国内でのプレゼンスと影響を地域別に分析した継続レポートで、今回は各州ごとのバンキング進展度、州GDPに占める同社のシェア、主要金融機関としての採用率(primary incidence)などが集計されている。

NPS Prism by Bain & Companyの調査によると、2025年第4四半期において特に目立ったのは北部(Norte)と北東部(Nordeste)の2地域とされる。北部では34%、北東部では31%が主要金融機関としてNubankを選択しているという結果が示されており、およそ3人に1人がNubankをメインバンクとしていることになる。主要金融機関としての採用率が比較的低い州でも、いずれの州も少なくとも23%を記録しており、地域による差はあるものの全国的にほぼ均等な広がりを見せていると解釈できる状況とみられる。

同社の累計顧客獲得規模は3,150万人に到達しており、15州以上でこの数字が州人口の20%を超えているとされる。ブラジルの成人人口を分母に置くと、ほぼ5人に1人がNubankを利用している計算となる。創業者兼グローバルCEOのDavid Vélez氏は、包摂よりも排除の側面が強かったブラジルの伝統的金融システムを変革するために創業したこと、現在ブラジル人の選好で全地域をリードしている事実が変革の現実性を裏付けていると位置づけている。