発表内容の骨子

戦略資本局が公表した融資・出資枠の内訳は、Silaが14億ドル、Nironが1.5億ドル、Sunrise Energyが4億ドル、Strategic Bauxite USAが8,550万ドル(別途民間資金6,450万ドル)で、公的資金合計は約20.3億ドルとなる。これに加えて、鉱業・冶金分野の人材育成プログラムに8,130万ドルが割り当てられた。融資枠は条件付き(マイルストーン達成連動)で組成されており、実際の資金流出は工場建設・生産開始の進捗に応じて段階的に実行される見通しとされる。

Silaはワシントン州モーゼスレイクにシリコンアノード大量生産工場を建設中で、既にMercedes-BenzのEV向け供給契約を確保している。Nironは希土類(Nd、Pr、Dy)を用いない鉄窒化物(Fe16N2)磁石を開発する新興企業で、風力発電機・EVモーター・防衛機器向け需要をターゲットとする。Sunrise Energy Metalsはオーストラリア拠点でニッケル・コバルト鉱床を開発中で、精錬・下流加工の一部を米国内に移管する計画とされる。Strategic Bauxite USAはガイアナのボーキサイト鉱山開発を目的とし、耐熱防衛部品・タービンエンジン・熱障壁材料向け素材供給を担う。