発表内容の骨子

Qualcommの発表(9月8日)によれば、AWSに供給される製品ラインアップは、第3世代のAI推論アクセラレータDragonfly AI300と、データセンター向け専用CPUのDragonfly C1000、および最大1.6Tbpsの光インターコネクトを含む。Dragonfly C1000は250個以上のカスタムOryonコアを搭載する設計とされ、いずれも2028年の商用サンプル出荷開始が目標として明示された。契約の総額は非開示だが、報道ではAWSからの調達コミットメントは複数年で最大600億ドル規模との見方が広がっているとされ、これはQualcomm直近12か月売上高(約400億ドル前後)を大きく上回る規模となる。ワラントは最大2,500万株、権利行使により発行されればAWSがQualcommの発行済み株式の約2.2%を保有する計算になる。ワラントの行使価格帯および期間、業績連動条項の詳細は8-Kで開示される見込みだが、記事執筆時点で提出は確認できていない。Qualcomm側は今回の契約を初のWesternハイパースケーラー契約と位置づけ、モバイル依存からの脱却シナリオの検証点と表現している。CEOのCristiano Amonは、6月に公表したデータセンター事業ロードマップの延長線上として今回の契約を位置づけた。

背景と文脈