SpaceX本体への株価インパクト ─ IPO価格は据え置き、しかし二次需給に複数の地雷
S&P500組入拒否のニュースが流れた後も、SpaceXは1株135ドルのIPO価格を維持する構えを崩していない。短期的にはリテール需要とMuskナラティブで初日プレミアムが付く展開も十分にありそうだが、本当の試練は上場後にやってくる。指数連動の自動買いという「下値支援装置」が1年以上にわたって不在となる中で、ロックアップ解除・機関投資家の不参加・バリュエーション乖離という三つの地雷が時間差で待ち構えている構図。短期の熱狂と中期の重力、その温度差をどう読むかが投資家に問われるフェーズに入った。
①IPO価格は135ドルで強行、ロードショーは記録的盛況
ここが意外なポイント。S&P除外の決定が出た直後にもかかわらず、SpaceXは引受幹事の銀行団に対して1株135ドルのIPO価格を維持する意向を伝えたとされる。値下げ圧力に屈さない構え。さらにロードショーではアナリストが1日あたり最大20件の投資家コールを捌いており、通常の高需要案件でも10〜15件と言われる水準を大きく上回るペースが報じられている。短期的にはIPO価格自体への直接的なネガティブインパクトは限定的と読める。
順を追って解説します。
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