ベリトーン、GoogleとNVIDIAをVDR顧客に獲得。減収のなかでもAIデータ事業の急拡大が2026年黒字化シナリオを支える
エンタープライズAIとデータ事業を手がけるベリトーンが2026年第1四半期決算を発表し、売上高は減収となったものの、AI学習データ事業VDRでGoogleとNVIDIAを新規顧客に獲得したと公表した。VDRの短期パイプラインが急拡大し、損益分岐点を約30%引き下げる施策と合わせて、2026年第4四半期の営業黒字化という目標を支える構図である。減収という足元の数字と、パイプラインが示す将来性のギャップをどう評価するかが論点となるであろう。
何があった:売上2,030万ドルで減収、ハイパースケーラー2社を新規獲得
ベリトーンは2026年5月12日、3月31日締めの第1四半期決算を発表した。売上高は2,030万ドルで、前年同期から220万ドル、率にして約9.8%の減収となった。市場予想を約528万ドル下回り、GAAPベースのEPSはマイナス0.21ドルで予想を0.04ドル下回ったとされる。営業損失は1,940万ドルで前年同期比220万ドル(10.2%)改善し、純損失は1,950万ドルとわずかに改善した。
減収の主因はマネージドサービスとソフトウェア事業の一部にあるとみられる。マネージドサービス売上は640万ドルで前年同期比150万ドル(19.2%)減少、ソフトウェア製品およびサービス売上は1,380万ドルで70万ドル(4.6%)減少した。ただし人材派遣のVeritone Hire(Broadbean)を除くとソフトウェア売上はほぼ横ばいだったとされる。一方、年間経常収益(ARR)は6,420万ドルで前年同期の5,870万ドルから9.4%増加し、消費ベースの顧客からのARRは前年比50%増加した。公共部門の売上は前年同期比69%増と大きく伸びている。
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