AardvarkのARD-101、FDAが臨床ホールドを解除 プラダーウィリー症候群の過食治療が第3相再開へ
米バイオのAardvark Therapeutics(NASDAQ: AARD)は2026年10月22日、経口低分子ARD-101について、米食品医薬品局(FDA)が臨床ホールドを解除したと発表した。対象はプラダーウィリー症候群(PWS)に伴う過食(hyperphagia)で、第3相のHERO試験と、その非盲検継続試験(OLE)が解除の対象となる。心電図(ECG)上の可逆的な変化を契機に2026年に入って自主的に投与を一時停止し、その後FDAのホールド下にあった開発計画が、再開に向けて動き出す局面となった。株価は同日近辺で3.87ドル前後、時価総額は小型の水準にある。本稿では解除の骨子と、PWS過食治療領域の構造的な含意を整理する。
発表内容の骨子
ARD-101は、苦味受容体を活性化して消化管ペプチドホルモンの放出を促す経口の低分子とされ、PWSに伴う過食を標的とする。開発の中核に位置づけられてきたのが第3相HERO試験とOLEにあたる。経緯を整理すると、同社は2026年2月27日、別途実施していた健康成人対象の試験で日常的な安全性モニタリング中に可逆的なECG変化が確認されたことを受け、HEROとOLEの投与を自主的に一時停止した。これを踏まえFDAは2026年5月、両試験に臨床ホールドを課していた。
今回の解除に至る過程で、同社はFDAと協議のうえ、追加の健康成人を対象とした詳細なECG試験と、心臓のナトリウムチャネル(NaV1.5)を対象とするin vitro試験を実施したとされる。ECG試験では1日2回200mgおよび400mgの用量で心臓関連の事象は認められなかったと説明している。今後は、第3相の試験デザインについてFDAと追加的に協議し整合を図ったうえで、PWS開発を再開する方針が示された。あわせて、早期に中止されたHEROとOLEの非盲検データを用いて、全体の有効性と安全性を評価するとしている。会社は2026年10月23日に、中止された試験のデータを説明するウェブキャストを予定しており、情報開示の直近の節目となる。
先読み特典
この記事は先読み期間中
速報記事は公開から30日間、有料会員が先読みできます。 無料会員登録なら7日間、すべての記事を試し読みできます。 公開から30日経過後は、どなたでも閲覧いただけます。(この記事の無料公開予定日:2026.11.25)
無料で続きを読む登録後7日間は無料。クレジットカードの登録は不要です。
YouTube CHANNEL
動画でも解説中。最新動画はこちら
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
★ Googleで nasnavi速報 を優先表示
Google で優先表示すると、最新の投資情報を最短でお届けできます
この記事をお気に入りに保存しておくと、
後で読み返しやすくなります
後で読み返しやすくなります
0件
N
まだコメントはありません。