融資の骨子

DOEが今回クロージングした融資は、上限19億ドルの直接融資又は保証融資形式で、Duane Arnold Energy Centerの再稼働に向けた資本支出、追加安全対策、燃料調達、系統再接続工事を対象とする。融資契約はエネルギー省のLoan Programs Office(現Office of Energy Dominance Financing)を通じて実行されるとされ、金利は米国財務省の同年限借入コストに近い水準に設定される慣行にある。融資期間は原発運転期間相当の長期融資と見込まれるが、詳細な期間、返済条件は非公表とされる。プロジェクト完成後、Duane Arnoldは615メガワットのベースロード電力を供給し、約50万世帯相当の電力を賄うと説明されている。

工事期間中の雇用は約1,500人、運転開始後は約450人の常用雇用が維持されるとされる。同発電所は運転停止後もNRCとの安全管理契約が継続していたため、廃炉手続きは限定的な範囲にとどまり、機器の相当部分が再稼働に活用できる状態にあるとされる。再稼働時期はNRCの認可プロセスに依存するが、DOEの説明では2020年代後半の稼働再開が視野に入るとされる。融資の担い手はNextEra Energyで、同社は2020年の運転停止決定以降も同発電所の保守を継続してきた経緯がある。今回の融資は、閉鎖済み原発の商業ベースでの再稼働案件として、Palisades、Three Mile Island Unit 1に続く3例目にあたる。