IQMクオンタム・コンピューターズ、Nasdaq上場(IQMX):欧州初の量子コンピューティング上場企業と3億3700万ユーロ調達が意味するもの
フルスタック超伝導量子コンピューティング分野で世界をリードするIQM Quantum Computersが、7月3日にRAAQ(Real Asset Acquisition)との事業統合完了により、ティッカーシンボルIQMXでナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに上場した。欧州の量子コンピューティング企業として初めて米国の主要証券取引所に上場する快挙と、プロフォーマ現金ポジション3億3700万ユーロという潤沢な資金調達は、IonQ、Rigetti、D-Waveが牽引してきた米系プレイヤー中心の量子上場銘柄に、欧州発の有力プレイヤーが加わる転換点となる可能性がある。既に23台の量子コンピュータを販売し、CINECA、ライプニッツ・スーパーコンピューティング・センター、オークリッジ国立研究所への納入実績を持つIQMの上場が、量子コンピューティング投資テーマにもたらす影響を、投資家視点で読み解きたい。
7月3日、IQMがNasdaqに登場
2026年7月3日、フルスタック超伝導量子コンピュータの世界的リーダーであるIQM Quantum Computers(Nasdaq: IQMX)が、RAAQ(Real Asset Acquisition)との事業統合完了に伴い、上場企業となったことを発表した。米国預託証券(ADS)がナスダック・グローバル・セレクト・マーケットにおいてティッカーシンボルIQMXで取引開始となる。
この上場は、欧州の量子コンピューティング企業として初めて米国の主要証券取引所に上場する事例となる。SPAC(特別買収目的会社)を通じた事業統合というスキームで実現した形となる。
今回の取引による収益により、IQMはプロフォーマ現金ポジション3億3700万ユーロ(約$36M)を維持することとなった。量子コンピューティング企業として、研究開発フェーズを継続する上で十分な資金余力を確保した状態での上場となる。
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