発表内容の骨子

両社の公表によると、ロンドンではPony.aiのGen-7ロボタクシーの走行試験が数週内に始まる予定とされる。展開は、2026年8月に自律走行を開始したクロアチアのザグレブと同様の枠組みに倣うとされ、ザグレブではPony.aiが運転システムと車両を供給し、現地のスタートアップが車両を保有・運行し、Uberが配車網を提供する分担になっているとされる。ロンドンでも誰が車両を保有・運行するかは明らかにされておらず、投入台数や商用開始の時期も現時点では示されていない。発表の時点では走行試験の計画が示された段階であり、商用化までには距離があると考えられる。

この動きは、Uberとの提携を欧州で拡張する流れの一環とされる。両社は2025年に中東を起点に提携を開始し、その後欧州へと広げ、ザグレブを皮切りに欧州で2,000台規模のロボタクシーを展開する構想を示してきたとされる。ロンドン進出は、この構想を具体的な都市に落とし込む段階に入りつつあることを示すとみられる。

足元の業績面では、2026年第2四半期の総売上高が前年同期比で約68.8%増の36.2百万ドル、うちロボタクシー関連の売上が前年同期比で約691%増の12.1百万ドルに伸びたとされ、車両台数は1,975台に達したとされる。商用展開の拡大が、関連売上の立ち上がりとして徐々に数字に表れつつある局面と考えられる。もっとも、ロボタクシー売上の絶対額はなお小さく、台数の増加が収益としてどの程度の規模に育つかは、これからの展開次第とみられる。台数と売上の伸び率は大きいものの、基数が小さい段階では高い伸び率が続きやすく、絶対額の積み上がりと収益性の両面で評価する視点が要ると考えられる。