何があったのか

投資家VVがTipRanks上でIonQに関する分析を公開し、同社を典型的な高確信・高失敗確率銘柄と位置づけた。トラップドイオン方式の技術的優位性と、Oxford Ionics(約10.75億ドル)、SkyWater Technology(約18億ドル)を含む大型買収による垂直統合を評価する一方、PSR 85〜92倍という現在のバリュエーションは3桁成長率の持続とコスト規律の両立を前提にしたものであり、ポジションサイズを小さく保つべきとの見解を示した。

背景:なぜこのニュースが出たのか

IonQは量子コンピューティング上場企業の中でも最も積極的なM&A戦略を展開してきた。直近の一連の買収により、イオントラップ技術の基盤(Oxford Ionics)、半導体製造能力(SkyWater Technology)、量子センシング、量子ネットワーキング、フォトニックインターコネクト、量子鍵配送といった周辺領域を内製化し、従業員数は407名から1,132名へとほぼ3倍に拡大した。これにより、量子コンピュータのハードウェアからソフトウェア、半導体製造までを自社グループ内でカバーする垂直統合モデルが構築されたとみられる。

256量子ビットの量子コンピュータを開発済みで、1台の販売実績があるとされる。研究パートナーシップを通じた急速な売上成長が期待されているが、事業規模はまだ初期段階にある。