発表内容の骨子

SEALSQの中核製品QS7001は、ハードウェアに耐量子暗号を組み込んだセキュアエレメントで、NISTが標準化したML-KEM-1024とML-DSA-87に対応し、米CNSA 2.0の要件に沿う設計とされる。セキュアエレメントは機器の鍵を保管し認証を担う小型チップで、通信や決済、機器認証の信頼の起点として組み込まれる部品にあたる。ソフトウェアの更新だけでは対処しにくい暗号方式の移行を、チップ側で担保する狙いがうかがえる。

TPM製品のQVaultと合わせ、Common CriteriaやFIPS 140-3といった認証取得を2026年後半にかけて進める計画が示されてきた。第2世代のQS7001については、製造サンプルの提供が2026年10月に見込まれるとされ、認証の取得と世代更新が並行して進む構図にある。対象市場はIoT、重要インフラ、政府、企業向けと幅広く設定されている。