SoFi、CAZおよびAngelListの新規プライベート市場ファンド3本を投入、OpenAI・Anthropic・Anduril等への露出をリテール投資家に開放、AI・IPO大型化局面での事業モデル転換が加速
SoFi Technologies(SOFI)は8月5日、CAZ InvestmentsおよびAngelList Asset Managementの新規プライベート市場ファンド3本を導入したと発表した。SoFi Securities経由で提供される3ファンドは、CAZ GP Stakes Fund、CAZ Strategic Opportunities Fund、AngelList Asset ManagementのUSVC Venture Capital Access Fundで、AI、フィンテック、ヘルスケア、防衛といったセクターに横断的な露出を提供する構造となる。これらファンドの投資対象には、OpenAI、Anthropic、Andurilといった未上場のメガテック・防衛スタートアップが含まれるとされる。SoFiはこの1年間、Cashmere、ARK Invest、Liberty Street Advisorsを含む複数の資産運用会社のプライベート市場ファンドを段階的に追加してきており、今回の3本追加はその継続的な拡張の一環と位置付けられる。発表を受けた5日のプレマーケットではSOFI株は0.13%安の18.68ドルで推移し、直接的な株価反応は限定的な状況となった。
背景:なぜこのタイミングでの拡張か
メガテックIPO大型化局面と個人投資家のアクセス格差
2026年は、SpaceXが年内IPOを目指す動き、Anthropicが6月1日に秘密提出(confidential filing)でSEC S-1ドラフトを提出済み、OpenAIも準備段階、DatabricksとAndurilも中期的な上場候補と目されるといったメガIPO集中年と位置付けられる展開が続いてきた構造にある。AnthropicはMay 2026のSeries H-1で9,650億ドル規模のポストマネー評価を獲得したとされ、IPO実施時には米国株式市場史上最大級の時価総額での上場となる可能性が指摘されている。ただし、こうしたメガテック未上場企業への投資機会は歴史的に富裕層・機関投資家に限定されてきた構造にあり、個人投資家のアクセス格差が業界の構造課題となっていた。SoFiが2024年のリテール投資家5,000人調査で、87%超がプライベート企業への投資関心を示し、関心セクターの上位がテクノロジー、AI、ヘルスケアだったと発表した経緯は、この需要の裏付けとなる。
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