SpaceX、フロリダからのStarlink Falcon 9打ち上げを終了 Starship専用化で東海岸配備を再編
SpaceXは8月25日、フロリダ発のStarlink衛星打ち上げをFalcon 9からStarshipに完全移行する方針を発表し、9月5日にはヴァンデンバーグ宇宙軍基地から2026年80回目となるStarlink打ち上げを実施した。フロリダ側では過去7年で約260回のFalcon 9によるStarlink配備が実施されてきたが、以後は次世代機Starshipに一本化される見通し。V3衛星は1回の打ち上げで最大60基、既存V2の2倍の搭載能力と10倍のダウンリンク容量を持つとされ、宇宙インターネット事業の経済性を大幅に書き換える動きとみられる。
発表内容の骨子
SpaceX打ち上げ担当副社長Kiko Dontchev氏は8月25日、Xでの投稿で、当該日のパッド40からのミッションがフロリダからのFalcon 9によるStarlink打ち上げ計画としては最後となる旨、および今後フロリダ発のStarlinkミッションはStarshipで飛行する方針を明らかにした。9月5日にはカリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地SLC-4EからStarlink 15-24ミッションが実施され、2026年80回目のStarlink打ち上げとなった。使用ブースターB1088は19回目の飛行で、着陸船Of Course I Still Love Youに着陸、Falcon全体で659回目、当該着陸船では223回目の回収記録を更新している。SpaceXは2027年第2四半期までにStarlink V3衛星約1,000基の配備を目標とし、Starship Flight 14を9月中旬以降に予定、Starlink V3の初軌道展開を狙う。加えて、ルイジアナ州にStarbase Louisianaと呼ばれる新規打ち上げ拠点の建設を2027年着工、2029年運用開始で計画するとされる。フロリダのFalcon 9運用は国家安全保障関連や商用ミッションに集中し、Starlink需要はStarshipに吸収される構図となる。
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