Ultragenyx、GENGLYCOSがGSDIa初の遺伝子治療として加速承認 希少疾患のパイプライン価値見直しの契機に
Ultragenyx Pharmaceutical(RARE)は8月19日、糖原病Ia型(GSDIa)を対象とした遺伝子治療GENGLYCOS(一般名: pariglasgene brecaparvovec-opnr、開発コードDTX401)についてFDAから加速承認を取得したと発表した。GSDIaの根本原因に働きかける治療として初のFDA承認であり、48週フェーズ3試験GlucoGeneでは主要評価項目のコーンスターチ摂取量の統計的有意な低減(p<0.001)を確認したとされる。対象患者数は米国内で1,500〜2,500人、世界で6,000〜8,000人と限られるが、単価が数百万ドルレンジになる希少疾患遺伝子治療の商業化モデルが再点火する構図とみられる。
発表内容の骨子
GENGLYCOSはAAV8ベクターを用いる組換え型遺伝子治療で、肝細胞へのG6Pase遺伝子の導入により、絶食時のグルコース放出を正常化する仕組みを持つとされる。適応は8歳以上のGSDIa患者で、日々のコーンスターチ摂取を減らす目的で用いられる。48週間のフェーズ3試験GlucoGeneには46名の患者が登録され、治療群でコーンスターチ必要量の統計的に有意な減少が確認された。安全性は重篤な有害事象が7件発生しており、アナフィラキシー・注入反応、副腎不全、乳酸高値、低血糖などが内訳とされる。頻度の高い副反応は肝酵素上昇(71%)、悪心(38%)、頭痛(24%)と報告されている。投与は認定治療センターに限定され、製造はマサチューセッツ州ベッドフォード拠点で行われる。承認発表を受け、RARE株価は当日7.5%上昇したとされる。CMOのEric Crombez氏はGSDIaの根本原因に直接作用する初の治療実現との位置付けを示している。
背景と文脈
先読み特典
この記事は先読み期間中
速報記事は公開から30日間、有料会員が先読みできます。 無料会員登録なら7日間、すべての記事を試し読みできます。 公開から30日経過後は、どなたでも閲覧いただけます。(この記事の無料公開予定日:2026.10.08)
無料で続きを読む登録後7日間は無料。クレジットカードの登録は不要です。
‹ 前の記事
USA Rare Earth、ブラジルSerra Verde統合完了 中重希土供給の非中国化に向けた統合プラットフォームが始動
次の記事 ›
Symbotic、バックログ225億ドル到達 一方でWalmart依存度85%が示す顧客集中リスクの実像
YouTube CHANNEL
動画でも解説中。最新動画はこちら
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
★ Googleで nasnavi速報 を優先表示
Google で優先表示すると、最新の投資情報を最短でお届けできます
この記事をお気に入りに保存しておくと、
後で読み返しやすくなります
後で読み返しやすくなります
0件
N
まだコメントはありません。