入れ替えの仕組みと規模

まず、この入れ替えが何を行っているのかを確認する。

FTSEラッセルは、対象となる米国企業を時価総額で順位づけし、大型株と小型株を分ける境界を設定したうえで、指数の構成を組み直す。上位の企業群がRussell 1000を構成し、それに続く企業群がRussell 2000を構成する。両者を合わせたRussell 3000は、投資可能な市場の約98%を代表する設計とされる。順位が変われば所属する指数も変わり、境界を跨いだ企業は指数から指数へ移動する。

2026年の判定は4月30日の時価総額に基づいて行われた。Russell 3000の時価総額の合計は、前年の58兆4000億ドルから75兆6000億ドルへ29%増加した。大型株と小型株を分ける境界は24%上昇して57億ドルとなり、Russell 2000で最も小さい企業の時価総額は1億4640万ドルで、前年比23%の上昇となった。市場全体が拡大した結果、指数に入るために必要な規模そのものが引き上げられた構図になる。