判明した対価の構成

統合は2段階の合併として実行された。株式の発行に関する登録届出書は2026年7月9日に効力を生じ、これにより完了への道筋が整った。

対象会社の株主に対する対価は、保有の形態によって分かれる。テルアビブ証券取引所の清算機関を通じて保有される株式を除き、対象会社の普通株式1株は、SoundHoundのクラスA株式0.4673株を受け取る権利へ転換された。清算機関を通じて保有される株式については、2段階目の合併の効力発生時に1株あたり3.31ドルの現金を受け取る権利へ転換されている。

保有の形態によって対価の種類が分かれる設計は、実務上の理由によるものとみられる。海外の取引所の清算機関を通じて保有される株式について、外国企業の株式を交付する手続きは煩雑になりやすい。現金による処理は、この負担を避ける手段として機能する。他方、受け取る側から見れば、株式を受け取る株主が統合後の事業の推移に参加できるのに対し、現金を受け取る株主はその時点で関係が終わることになる。同じ会社の株主でありながら、保有の経路によって結果が分かれる構図といえる。