なぜ現金の残存期間なのか

この指標を最初に置く根拠は、時間の順序にあるとみられる。

収益化前の企業は、事業から現金を生まない。研究開発、設備、人員に費用を投じながら、その成果が売上として現れるまでには時間を要する。この期間、企業は保有する現金を消費し続ける。消費が尽きる前に、事業が現金を生む段階へ到達するか、外部から資金を調達するかのいずれかが必要になる。

Russell 2000の構成銘柄のうち約40%が直近12か月で赤字とされる。指数への新規組み入れ企業に限れば、約62%が赤字という水準にある。小型株の領域では、この状態が例外ではなく相当の比重を占めることになる。したがって、現金がどれだけ持つかという問いは、多くの銘柄に共通して当てはまる論点になると考えられる。