発表内容の骨子

今回の認定は、Aevaの4Dライダーを、速度計測の副次的な装置として公道で用いることを認めるものとされる。AevaはFMCW(周波数連続変調)方式を採用しており、一般的なToF(飛行時間)方式のライダーと異なり、3次元の位置に加えて対象物の速度を直接計測できる点を特徴とする。この速度を直接取得できる性質は、移動体の瞬間的な速度を扱う交通取締の用途と相性が良いとみられ、今回の用途選定の技術的な前提になっていると考えられる。

展開の構成としては、AevaのAtlas 4Dライダーを、Sensys Gatso側のレーダーと高解像度カメラと組み合わせたデュアルセンサーとして運用するとされる。1台で最大6車線を双方向に監視できるとされ、設置密度を抑えながら広い範囲をカバーする設計思想がうかがえる。対象は豪州の公道で、他の市場については将来の機会として言及されるにとどまった。収益や供給数量、契約期間といった事業条件は開示されておらず、認定という規制上の前進が、どの程度の受注規模に結びつくかは現時点では読み切れない。この点は、受注金額を伴う契約獲得と比べ、収益貢献の確度を測りにくくする要因になるとみられる。