D-Wave Quantum、NYSEからNASDAQへ7月27日に移管 ― 週間で株価10%下落の背景、量子コンピューティング銘柄群のセンチメント揺らぐ
商用量子コンピューティング企業のD-Wave Quantum(NYSE: QBTS)が2026年7月14日、普通株の上場市場をニューヨーク証券取引所(NYSE)から米ナスダック市場へ自主的に移管すると発表した。NYSEでの取引は7月24日終値後で終了、ナスダックでは7月27日から現行のティッカーシンボル"QBTS"のまま取引開始となる。同時期に株価は週間で10.34%下落し、内部者関連の届出と量子コンピューティング銘柄全般の売り局面が重なった格好となる。株価は18.66ドル前後、52週高値46.75ドルから約40%下落した水準にある。時価総額は約69億ドル。上場市場変更は規制違反ではなく、テクノロジー・成長株が集積するナスダックへの整合性を意識した自主的な移管となる。
何が起こったのか ― 上場市場移管の概要
D-Waveは7月14日、SECに8-K様式で届出を行い、NYSEに自主的な上場廃止(voluntary withdrawal)を通知した。7月24日の取引終了後にNYSEでの取引を終え、7月27日からナスダック市場で取引再開となる。同社はナスダックの上場要件を全て充足済みで、取引活動への混乱はないとしている。
CEOのアラン・バラッツ氏は発表の中で、ナスダックがテクノロジーの未来を形作る企業のマーケットプレイスであると述べ、世界初の商用量子コンピューティング企業として、実世界の量子性能をもたらすリーダーであるD-Waveがナスダックの象徴するイノベーションと整合すると説明した。
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