発表内容の骨子

FF Novaは20自由度を持つ二足歩行型の人型ロボットで、歩行、旋回、手を振る動作に加え、転倒後に自力で起き上がる機能を備えるとされる。取り外し可能な台車に乗って自律移動する構成も示された。センサーはLiDAR、広角視覚、深度センシング、円形マイクアレイで、エッジコンピューティング基盤、音声AIモデル対応、声紋認識、AIエージェント連携を組み込んでいるという。開発環境としてはオープンSDK、ROS 2ワークフロー、無線経由の更新に対応し、Sim2Realと呼ぶ強化学習パイプラインと、開発者が作った機能を共有・収益化できるスキルストアを用意するとされる。

販売は3段階で進む構成が示された。まず招待制のフェーズで100台に限定し、最初の20台を即時出荷する。応募はdeveloper.ff.comで7日間の受付窓口を通じて行われ、順次審査される見込みとされる。次に全開発者と教育機関へ開放し、その後に一般消費者向けへ広げる計画となっている。小型機のFF Nova Miniは重量1キログラム未満のアルミ合金フレームで、8歳以上の子どもや若年層を対象に、ビジュアルブロックプログラミングに対応するとされ、同日から購入可能とされた。付随する開発者スキルパッケージは390ドル、Nova Mini向けカリキュラムは499ドルで、後者は2カ月で16回の少人数ライブ授業と端末購入への引換券を含むという。価格体系が本体と周辺のサービスに分かれている点は、端末単体の収益よりも、カリキュラムやスキルの継続課金で回収する設計を示唆しているとみられる。株価面ではFFAIが10月15日終値で0.8279ドル、FFRが10月12日終値で1.50ドルと、いずれも10ドルを大きく下回る水準にある。