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IonQ、DARPAIt's About Timeで2,800万ドルの契約延長獲得、光原子時計Evergreen-05を米政府向けに125台量産納入、1,500万ドル設備投資で量子センシング量産化フェーズへ、GPS拒否環境の国家安全保障PNTインフラで垂直統合戦略が実行段階に
IonQ(IONQ)は8月5日、米国防高等研究計画局(DARPA)のIt's About Timeプログラムを通じて、2,800万ドルの契約延長を獲得したと発表した。同計画の下で、IonQはEvergreen-05光原子時計のスケーラブルな量産体制を強化し、米政府顧客向けに合計125台を納入する構造となる。これに合わせて、同社は専用生産スペース、製造装置、試験能力、支援スタッフに1,500万ドル規模の投資を実行する計画を並行して打ち出している。Evergreen-05は5リットル、耐環境仕様の完全一体型光原子時計で、レーダー、秘匿通信、精密測位といった任務クリティカルな用途向けに設計されている位置付けにある。原技術は2019年にDARPAのRobust Optical Clock NetworkプログラムでVector Atomicへの支援として開始された経緯があり、IonQは2025年10月に同社を完全買収したことでこの技術基盤を継承する形となる。今回の契約延長は、IonQが量子コンピューティング本体、量子ネットワーク、量子センシングという3事業軸の垂直統合戦略を実行フェーズへ移行させる決定的なマイルストーンとなる位置付けにある。あわせて、8月3日のEPB(テネシー州電力・通信事業者)との5年1,500万ドルの量子通信研究センター設立発表、8月5日のQ2 2026決算発表と重なるかたちで、IonQの事業モメンタムが複数軸で同時に加速する構造が浮かび上がる。